NANJCOIN

NANJCOIN物語~上場編②~

NANJCOIN物語第2話です。

NANJCOIN物語では、NANJCOINに関する出来事を仮想の投資家「田中哲郎」目線で語ります。

当時を知る方には懐かしい、知らない方にとってもリアルにその出来事を感じられる記事を目指しています。

NANJCOINに興味のある方は是非ご一読ください。

当記事はNANJCOINに関連する事実を元に執筆したフィクションです。

 

第一話はこちら

NANJCOIN物語~上場編②~

オープン戦開始

とりあえず1satで指値は置けたので帰路につく。

 

帰りの電車で大体の状況は把握できた。

 

・コインエクソチェンジの独断で予定よりも早く15時に板が公開されたこと

・これに合わせ、急遽運営の売り壁も作られたこと

・運営の1sat放出は予定通り夜であること

・1sat放出はまだだが、相当数の買いが既に入っていること

 

 

既に1satには90億NANJ分の買いが入っている。

 

1satの売り出し予定は120億枚なので余裕はありそうだが、2satの購入者が多ければ私も安全圏とは言えない・・・

 

コインエクソチェンジめ。

とんでもないことをしてくれた。

 

Discordも高速で流れていく。

 

「なんでもう上場してんの!?」

「夜じゃなかったの?」

「今から並んでも間に合わない」

「まだ100億枚だ。余裕余裕」

「1sat並んでたけど2satに移動します」

 

さすがにまだ1satを諦めるタイミングではないと思うが、そういった煽りも目につく。

 

既にオープン戦の心理戦は始まっているのだ。

 

ちなみに運営の売り壁が作られるまでの間に事前に配布されていたエアドロ分が取引されていたようだが、その中で悲劇が生まれた。

 

指値を間違えたのか、2500satで約定した人がいたらしい。(南無・・・)

 

 

そうこうしているうちに気づけば19時だ。

 

 

イッチ(NANJ運営)

「NANJオープン戦はじめます!」

 

ついに始まった!!

 

イッチ「1sat第一弾放出します!」

 

掛け声と同時に100億枚ほどあった1sat買い板が70億枚に減少した。

 

1satは段階的に放出される仕組みだ。

この後は不定期で放出される。

 

コインエクソチェンジのおかげで出遅れたので、私の指値はここでは刺さらない・・

 

1satが放出されたことでDiscordが沸いている。

 

会話は追えないスピードで流れていく。

というよりも会話になっていない。

 

1satは無理だから2satで買えと煽る者

まだまだ1sat余裕と煽る者

 

煽りだけでなく、有り難い情報提供も目につく

「○時に並んで今買えました!」

「○時はまだ買えてません」

 

コインエクソチェンジの英語チャットも興味深い。

突如出来高が急騰した新規上場通貨に外国人も注目し始めたようだ。

「いきなり1satで投げ売りか!?」

「詐欺コインか?」

「なんでこんなに買われてるんだ!」

「NANJ ?NINJA?」

外国人の混乱が面白い。

 

 

さて、あっと言う間に20時だ。

イッチ「1sat第二弾放出します!」

 

1sat買いはまた90億枚ほどに増えていたが、この放出で60億枚まで減少した。

ここでもまだ刺さらない・・・

 

Discordは刺さった者の歓喜の声と刺さらなかった者の悲願の声が入り混じる

ここまでの1sat放出が60億枚。

残り60億枚で買い板も60億枚なので、諦める必要はないはずだ。

 

次には刺さる。

 

消える2sat

Discordの煽りに惑わされてはいけない。

自分に言い聞かせる。

 

その時だ。

 

2satの壁がガツガツと食われはじめた。

 

出遅れた組が1satを諦めたのか。

出来高を見た外国人も買い始めたのか。

きっかけは分からないが、2satの購入ペースが急速に上がった。

 

Discordからも焦りが見える。

「売り壁なくなるぞ」

「いま1sat並んでても希望ないぞ」

「1sat並んでたけど2satで買うことにしました」

 

突然の2sat購入ラッシュは、1sat指値組の狼狽も誘っているようだ。

 

2sat購入のペースはさらに上がる。

 

2satの売り壁はみるみる減少し、ついには10億枚を切った。

 

勘弁してくれ・・

次の放出では間違いなく買えるはずだ・・

このままでは次の1sat放出までに2satの売り壁は崩れてしまう。

 

売り壁が崩れれば、1sat放出量も減るだろう。

安全圏だと思っていた自分の位置も怪しくなってきた。

 

ただ、ここで1sat指値を外してまで2satで買うのは避けたい。

狼狽してはダメだ。

待つしかない。

 

 

深夜0時を過ぎた。その時だ。

 

2satの売り壁が消滅した。

 

みるみる2satの買い壁が生まれていく。

 

DiscordはNANJ人気の熱狂と、1satで買えない焦りとが混ざった異様な盛り上がりだ。

「売り壁無くなった!」

「2sat買いが止まらない!」

「1sat諦めて2satで買えました!」

「早く次の1sat放出してくれー!」

「運営は何してる!早く売り壁作り直せ!」

 

 

早く、早く次の放出を・・!

これは私も同感だ。

 

このままでは全て2satの買いに飲み込まれてしまう。

私の1sat指値は刺さらないまま終わってしまうのか。

 

 

ここでやーぼ(NANJ運営)が一言

 

 

「放出はイッチがやってるんやけど、イッチコンビニ行って連絡つかない」

 

 

 

 

ファ!?

 

 

 

 

やーぼ「今鬼電してる」

 

 

 

 

 

 

待て待て待て待て。

 

 

イッチィィィィィィ!!!

 

 

 

私の仮想通貨人生を賭けた戦いが・・

イッチのコンビニのせいで終焉するのか。

 

 

 

Discordはイッチを呼ぶ声、状況を楽しむ声、暴言が飛び交う。

 

 

 

その間にもみるみる2satの買いはたまっていく。

 

 

 

イッチ「すまんやで。薬飲むのに食べ物が欲しかったんや」

 

 

 

 

 

イ、イッチ来たぁぁぁぁ!!!!

 

 

 

 

 

 

なんでこのタイミングでと突っ込みたいところだが、そんな事はもういい、早く放出してくれないと取り返しのつかない結果になる。

 

あと、体調お大事にな・・!

 

 

イッチ「想像以上に買いの勢いが強いので、残り全て一気に放出するで」

 

その瞬間、私の残高に1000万NANJが反映された。

 

ついに指値が刺さったのだ。

 

オープン戦完売

運営分の残り全てを放出したので、これでオープン戦は終わりだ。

Discordは1sat指値が刺さったのだろう、歓喜の声で溢れている。

 

イッチのコンビニトラブルでどうなるかと思ったが、結果的には最初の放出前に1satに並んでいた人は無事に購入出来たようだ。

 

途中狼狽して2sat買いに流れた人から後悔の声が聞こえてくるが、Discord全体が荒れている様子もない。

「1sat買えた!NANJ最高!」

「2satでしたが、楽しめました」

「完売早すぎwww」

「運営の皆さんお疲れ様でした!」

 

こうしてNANJオープン戦は幕を閉じた。

 

さて、私の1000万NANJはいくらになるんだろうか。

これだけ大規模な金の絡んだイベントを、大した不満を生むことなく完遂してみせた。

今日のオープン戦の盛り上がりを見て、しばらくはこの運営陣について行こうと決めたのであった。