SKILLCOIN

SKILLCOIN(スキルコイン)の特徴・課題・将来性!人材市場の国産仮想通貨!

国産仮想通貨SKILLCOIN(スキルコイン)について紹介します。

 

派手さがなく、値動きも小さい仮想通貨ではありますが、「人材市場」をターゲットにした独自性と特許出願などの堅実な運営は長期的には期待できます。

 

そもそもSKILLCOINとは?期待できる点は?課題は?という観点から解説します。

SKILLCOIN(スキルコイン)まとめ!人材市場の国産仮想通貨!

SKILLCOIN(スキルコイン)とは?

「人材市場に、変革を。」のキャッチコピーのとおり、人材市場をターゲットにした仮想通貨です。

SKILLCOINは、個人が持つスキルや職務経歴をブロックチェーン技術によって客観的に証明する機能を有し、信憑性の高い人材情報によって雇用者と被雇用者との間のミスマッチの問題を解決するトークンである。

(SKILLCOINホワイトペーパーより)

転職を検討している求職者が前職での経歴・実績をブロックチェーン上に記録することで、転職活動で客観的に自分の経歴をアピールできます。

 

採用する企業側も、面接を繰り返すことなく求職者の経歴を客観的に判断できますので、採用活動が効率化されることが期待できます。

 

SKILLCOINはこのように人材市場を効率化・低コスト化に変革するため、SKILLCOINを中心とした人材マッチングのプラットフォームを構築します。

SKILLCOINが解決する課題

人材市場の問題は社会全体の生産性や失業率に直結する問題であり、SKILLCOINは社会問題とも向き合うプロジェクトです。

 

<SKILLCOINが解決する3つの課題>
・雇用のミスマッチ
・仲介手数料
・就労者の給与

課題解決の方法

SKILLCOINでは、上記の課題をブロックチェーン技術を用いることにより解決します。

 

雇用のミスマッチを防ぐ

企業側の求めるスキルと求職者の保有スキルを明確にすることで、認識のずれを防ぎ、必要なスキルに見合った人材を採用できるようにします。

(SKILLCOIN公式サイトより)

 

人材市場(転職活動)におけるミスマッチの原因は、「スキルの証明が求職者の自己申告制であること」「企業の検討時間が有限であること」の大きく2点です。

 

時間が無い中で求職者の自己申告をもとに採用を判断する必要があるので、結果として雇用のミスマッチが発生してしまうのです。

 

ここにSKILLCOINを導入することで、課題解決を図ります。SKILLCOINのブロックチェーン上に求職者の経歴、スキルを証明することで客観的に求職者はスキルを証明することができます。企業も自己申告頼みではなく、客観的に求職者の能力を判断できるので、適切に採否を判断できます。

 

まさにブロックチェーンならではの解決策です。

 

仲介手数料の削減

従来、仲介業者が得ていた仲介料は企業と求職者に還元され、企業はより低コストで適正スキルの人材の発掘を可能とします。

(SKILLCOIN公式サイトより)

 

現在の転職活動は多くの場合、求人サイトや転職エージェントを経由して行われます。まさに中央集権的な構造になっており、企業から仲介業者に手数料が支払われる仕組みになっています。

 

これは現在、求職者にも企業側にも時間が無いことが主な要因であり、結果として仲介業者が求職者と企業をつなぐ役割を担っているものです。

 

<時間が足りない主な要因>
求職者・・履歴書(職務経歴書)作成、面接対策、面接
企業・・求職者の精査、面接

中央集権的な構造を非中央集権的に分散化させることはブロックチェーンの得意分野ですね。

SKILLCOIN上に求職者のスキルを記録し、客観的に証明することが出来るようになることで、上記のような時間が足りなくなる要因を排除することが可能になります。

 

結果的に、SKILLCOINを通じて求職者と企業が直接つながる余裕が生まれますので、転職エージェントは不要になり、効率的な低コストな市場に変わるでしょう。

 

就労者の給与改善

求職者は自身のスキルに見合った企業とマッチングすることで、転職一時金の受取や、基本給与向上の恩恵を受けられるようになります。

(SKILLCOIN公式サイトより)

 

就職活動、転職活動で最も大きな問題は、求職者の能力・経歴を適切に評価できていない点です。

限られた回数の面接、履歴書、エージェントの紹介、これだけの情報で求職者を判断し、採否や給与を決定することになります。

これでは本来の能力に応じた給与の支払は難しいでしょう。

ブロックチェーンで客観的にスキルを証明できることで、適切な給与を得られるといえるでしょう。

運営主体はSKILL株式会社

2018年6月、法人登記済のSKILL株式会社により運営されています。

運営メンバーの顔・経歴も公式サイト上で公開されています。SKILLCOINの運営陣は大手IT企業出身も多く、期待できる経歴です。

 

会社概要
商号 株式会社SKILL(英文名 : SKILL Inc.)
所在地 東京都世田谷区奥沢7丁目14番13号
設立年月日 2018年6月4日
資本金 600,000円 (2018年6月時点)
決算期 毎年12月31日
代表者 代表取締役社長兼CEO 水谷友一

(SKILLCOIN公式サイトより)

SKILL株式会社は日本マイクロソフトと連携を発表しております。

詳細はこちらの記事をご覧ください。

SKILLCOIN(スキルコイン)が日本マイクロソフトと連携!その内容を解説。人材情報へのブロックチェーン活用プロジェクト、SKILLCOINがプレスリリースを公開しました。 https://prtimes....

 

 

トークンスペック(SKILLCOIN)

発行枚数は300億枚のイーサリアムトークンです。

※2018年12月、総発行枚数の25%にあたる75億枚がバーンされ、総発行枚数は225億枚となっています。

トークン名 SKILLCOIN
トークン規格 ERC223(ERC20にも準拠)
シンボル SKILL
発行上限枚数 300225億

将来価格を設定したうえで発行枚数を決定しているとのことです(後述)

SKILLCOIN(スキルコイン)のここに期待!

「人材市場」という注目度の高いターゲット

人材市場は非常に注目度の高いマーケットです。

終身雇用制にゆらぎが生じることで、もはや「転職」は珍しいものではありません。また、副業やフリーランスとしての働き方等、多様な働き方が生まれています。

今後活性化していく市場において、新たな概念のプラットフォームを構築することは、無限の可能性を秘めていると感じられます。

 

特に、副業やフリーランスは経歴や能力の証明が大企業社員よりも難しい傾向にありますので、SKILLCOINの理念とは非常にマッチしたものであると言えます。

副業、フリーランスが一般的になるにつれてSKILLの出番は増えるかもしれません。

SKILLCOINプロダクトの拡張性

SKILLCOINプロジェクトの中心はこれまでのとおり人材のマッチングプラットフォームです。

一方で、SKILLCOINには様々な応用も考えられています。

 

SKILLCOINを決済通貨としたB/CtoCのスキルシェアリング
SKILLCOINを消費して個人に仕事を依頼するプラットホームが構築可能である。依頼者、請負者はユーザー登録後、下記手順で仕事の依頼、引受を行う。依頼者、請負者の取引情報はプラットホーム上に記録され、請負者の実績(スキル)として承認される。

(SKILLCOINホワイトペーパーより)

 

スキルアップを目的とした学習プラットホーム
SKILLCOINを用いて、スキルアップを目的とする学習講座を開いたり受講したりすることのできるプラットホームが構築可能である。開講希望者はユーザー登録後、下記手順でスキルアップ講座の開講を行う。開講されたスキルアップ講座の評価はプラットホーム上に記録され、講師の実績(スキル)として承認される。また、受講者においても受講記録がプラットホーム上に記録され、受講実績(スキル)として承認される。

(SKILLCOINホワイトペーパーより)

 

要するに、SKILLCOIN上で仕事の依頼や学習が可能となり、その結果もしっかりと能力・経歴としてSKILLCOIN上に記録できるという仕組みです。

ビジネスマンの能力がブロックチェーンによって可視化される未来が想像できますね。

経済規模から算出する将来価値

これは半分遊びのようなものですが、SKILL株式会社の公式ブログにて、SKILLCOINの発行枚数の設定根拠や、将来の予想経済規模から算出する将来価値について言及されています。

様々な仮説のうえに成り立つ計算ですが、経済学で用いられる「貨幣数量説」に基づいて算出されたものですので、それなりに信憑性はあるものと言えるでしょう。

 

SKILL公式ブログ→ユーティリティトークンの最適発行枚数について

 

なお、この記事ではアーリーアダプター(流行に敏感な層)が参加する時期に1SKILL=11円、一般層に普及する時期には1SKILL=130円と想定されています。

 

決してその金額を保証するものではないので過度な期待は禁物ですが、2018年10月までは主に1SKILL=0.01円未満で推移していることを踏まえると、ワクワクする計算ですね。

SKILLCOIN(スキルコイン)の課題・・

現在の世の中では普及が難しい

人材市場はまさに変革期であると言えます。

現状は、決して効率的な人材交流(転職活動)が行われているとは言えません。まだまだ「転職」についてネガティブな印象を持つ人は多いです(特に大企業を中心に)。

 

だからこそ現在の転職活動は、残念ですが在籍中の企業には隠した状態で行われることが一般的でしょう。次の転職先を見つけた上で、「辞めます」と宣言するのですね。

この現状がSKILLCOINにとっては大きな壁になります。

 

SKILLCOINにスキルを記録するためには、その人を良く知る上司や同僚の承認を受けることにより正式に記録されることになりますが、現在、転職活動を始める前に上司の承認等貰えるでしょうか。

SKILLCOINの承認を依頼する=転職を考えているなので、転職にネガティブな印象があるうちはなかなかSKILLCOINが普及するのは難しいと思われます。

 

(大企業では部下が辞めると上司の人事評価が下がる、なんてこともしばしばあるので、事前に承認を求めてもまともな承認がもらえるとは思えません)

 

こういった背景もあるので、SKILLCOINはベンチャー企業やフリーランス等の人の流動性が高い市場から普及していくものと思われます。

そういった最先端の業界から次第に大企業へも波及していき、まさに人材市場に変革を起こすことを期待したいですね。

終わりに

現在は目に見える形でプロダクトが表に出ていませんが、運営からの進捗報告ではパートナー企業との提携やプロダクト開発が進んでいることが報告されています。

また、SKILLCOINプラットフォームについて特許出願に関するプレスリリースが出されるなど、堅実に運営されている印象です。

新聞社やネットメディアからも取り上げられるなど、注目度の高さも伺えます。

是非、期待して見守りたいプロジェクトですね!

<参考>

公式サイト→https://skillcoin.foundation/

ホワイトペーパ→https://skillcoin.foundation/whitepaper/skillcoin_whitepaper_latest_ja.pdf

SKILL公式ブログ→ユーティリティトークンの最適発行枚数について

SKILL公式ブログ→プロジェクトの進捗報告

プレスリリース→株式会社SKILL ブロックチェーンを活用した人材の職歴情報登録システムに関する特許を出願