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【損保一般試験】本当に簡単?最短合格するための勉強方法

  • 資格を取らなければいけないけど、勉強時間が無い
  • 損保一般試験は簡単だって言われたけど、本当かな・・?
  • テキストを見ながら受験できるって本当?

 

このような不安を抱えている金融機関関係者の方は多いのではないでしょうか。

 

この資格の最大の特徴は、「とにかく簡単」だと煽られることです。

資格保有者は皆、口を揃えて「簡単」と言います。

 

社内で先輩や上司が口を揃えて簡単というので、絶対に落ちるわけにはいかないプレッシャーが生まれてしまうのですね。

一方で、テキストを開くと専門用語が並び、言われているほど簡単には見えませんので、一層不安は大きくなります。

 

当記事では、銀行員である筆者が実践した損保一般試験の効率的な合格方法をご紹介します。

この方法を指導した後輩もしっかり合格できていますので、ぜひ参考にして合格を勝ち取ってください。

 

損保一般試験の概要

まずは試験の仕組みを理解しましょう。

損保一般試験の位置付けは、公式に以下のように説明されています。

損保一般試験とは、保険募集にあたり保険商品に関する重要事項等を正確に説明するための知識を、損害保険募集人のみなさまが習得されているか確認するための試験です。(日本損害保険協会 ホームページより)

 

損害保険を取り扱う損害保険募集人にとっては必須の資格ですね。

試験は基礎単位と商品単位(自動車、火災、傷害疾病)に分かれます。

単位試験時間解答数配点合格基準
基礎単位40分50各2点70点
自動車保険単位40分20各5点70点
火災保険単位40分20各5点70点
傷害疾病保険単位40分20各5点70点

 

商品単位の受験要否は勤務先によって異なりますが、全て受験すると160分の長丁場です。

 

損保一般試験で押さえておきたいポイントは、CBT試験であるということです。

試験は全てPC画面上で解答します。

 

さらに、商品単位についは、PC画面上でテキストの閲覧が可能です。

これが「簡単」と言われる理由ですね。

 

なお、基礎単位についてはテキストは閲覧出来ませんので要注意です。

 

損保一般試験の勉強時間の目安

勉強時間の目安は以下の通りです。

勉強時間の目安
  • 基礎単位・・10時間
  • 商品単位・・10時間
    ※自動車、火災、傷害疾病3科目受験の場合

先述のとおり、基礎単位は試験中のテキスト閲覧が不可、商品単位は試験中のテキスト閲覧が可能なので、基礎単位と商品単位では勉強方法が異なります。

 

それぞれ10時間、計20時間が目安です。

 

平日2時間、土日に5時間勉強出来れば1週間でこなせる量ですね。

これだけ勉強しておけば、余裕の合格圏内です。

 

損保一般試験の勉強方法

損保一般試験を勉強する上で、基礎単位と商品単位の勉強は分けて考えましょう。

  • 基礎単位・・試験中のテキスト閲覧が不可
  • 商品単位・・試験中のテキスト閲覧が可能

それぞれの特徴を踏まえた勉強方法をご紹介します。

 

損保一般試験(基礎単位)の勉強方法

基礎単位の勉強方法をご紹介します。

 

損害保険募集人については、「試験中にテキストが見れるから勉強はしなくていい」という意見もありますが、これは間違いです。

 

損保一般試験とはいえ、基礎単位はテキストは見れませんので、勉強をしないと普通に落ちます

 

基礎単位については、まずは会社から支給されるテキストを一周読みましょう。

テキストを一周読むのに3時間程度で読み切れると良いでしょう。

 

テキストを読んだ後は、問題集を繰り返します。

一般常識でも正解できる問題も多いので、一度テキストを読んでおけば相当な割合が正解できるはずです。

問題集は最低2周、2周目に8割以上正解出来ない場合は3周やりましょう。

 

問題集を解いた後は、日本損害保険協会が提供しているWEB上の模擬テストを解いておくとさらに良いです。

WEBの問題を解くためにはログインID、パスワードが必要です。テキストや問題集と同時に通知されます。不明な場合は会社に確認しましょう。

 

ここまでやれば余裕の合格圏内です。

普通にやれば10時間程度、要領良くやれば5時間程度でも合格可能です。

 

損保一般試験(商品単位)の勉強方法

商品単位の勉強方法をご紹介します。

 

こちらは試験中にテキストの閲覧が可能なので、勉強方法は基礎単位とは異なります。

注意したいのは、テキストの閲覧が可能だからといって何も勉強をしなければ落ちます

 

というのも、商品単位の試験は20問を40分の試験時間で解答する必要があります。

 

1問2分です。

 

試験中にテキストの該当ページを探し、解答をするとなると、とてもじゃないですが時間が足りません。

 

商品単位の攻略法は、テキストの構成を把握することです。

 

どのような内容がどこに書いてあるのかは確実に把握しましょう。

1科目あたり3時間はテキストを精読しておくべきです。(3科目なら10時間弱は勉強しましょう)

 

また、テキストが閲覧可能とはいえ、冊子で見るものとPC画面上で閲覧するのでは見た感覚は異なります。

こちらも日本損害保険協会が提供しているWEB上の模擬テストで操作性を練習しておくことをオススメします。

 

損保一般試験当日の注意点

試験当日の注意点は1つです。

時間配分に気をつけましょう。

 

基礎単位はテキストの閲覧がないので、時間切れのリスクはほとんどありませんが、商品単位は要注意です。

 

テキストを読む中で、該当ページが見つからない問題が出てくることがあるかもしれません。

その問題に時間をかけたせいで、後半の問題が解けず不合格、ということは避けなくてはなりません。

ですので、解答が見つからない場合はいっそのことその問題は飛ばしてしまいましょう。

 

70点を取れば合格なのです。

 

先述の勉強方法を実践していれば70点は余裕のはずです。

時間配分にだけは要注意を。

 

損保一般試験まとめ

損保一般試験まとめ
  • 「勉強しなくて良い」は間違い
  • テキスト閲覧出来るのは商品単位だけ。基礎単位は閲覧不可
  • 基礎単位10時間、商品単位10時間は勉強しよう
  • 基礎単位は問題集を繰り返せ
  • 商品単位はテキスト構成を覚えろ
  • 試験当日は時間配分に注意

損保一般試験、無事合格できることをお祈りいたします。