テクノロジーの発展による銀行員不要論や、マイナス金利政策など逆風の中の銀行ですが、それでもその知名度の高さや世間体の良さから銀行就職を志望する学生は多いですね。
当記事では、銀行を志望する学生が少しでも内定の可能性を上げられるよう、簡単に取得できるオススメ資格をご紹介します。
ポイントは、能力のアピールではなく志望度のアピールです!
1か月あれば取れる!オススメ資格
FPや簿記、証券アナリストなど、難易度も高く実務に役立つ資格を持っているに越したことはありません。
ただ、難易度の高い資格はその分取得までにかかる時間も長く、就活と平行しては厳しいところがあるでしょう。
そこで今回ご紹介するのは、1か月も勉強すれば取得できる就活においてコスパの良い簡単な資格です!
オススメ度NO1 証券外務員1種
金融商品を販売するための資格です。
これがなければ金融商品を売ることができませんので、銀行員にとって基本中の基本の資格です。
すべての銀行員が内定~新人の間に取得する資格ですので、難易度は低めです。
多めに見積もっても50~60時間も勉強すれば十分でしょう。(1日2時間で1か月勉強すればOK!)
要領の良い方であれば数日で合格することだって可能です。
証券外務員をオススメする最大の理由はその受験のしやすさです。
全国のテストセンターでPC上で受験するシステムで、毎日受験を受け付けています。
「いける!」と思ったタイミングで受験できるのは忙しい就活生にとっては助かりますよね。
オススメ度NO2 銀行業務検定 3級
その名のとおり銀行業務の理解度を確認するための資格です。
財務、税務、法務等、多数の種類が用意されていますので、過去問を参照してまずは理解しやすいものを受けてみるのが良いでしょう。
難易度は3級であれば証券外務員1種と同レベルです。
1か月もあれば十分に合格可能です。
証券外務員とは異なり集合形式での試験なので、日程は固定です。
科目ごとに3月、6月、10月に設定されてますので、計画的に受験する必要があります。
簡単資格を用いたアピール方法
銀行は採用数が多いことから、滑り止め感覚で志望されることも多いです。
そのため、面接やエントリーシートでは学生の銀行への志望度・本気度を見ることが多いです。
志望度をアピールするのに、銀行系資格は非常に有効な補助ツールになります。
簡単資格を用いてアピールする際に気を付けることは2点です。
・志望動機の補助ツールとしてアピールする
あくまでも簡単な資格なので、「私は証券外務員1種を持ってるんです。すごいでしょ?」と資格を持っていること自体をアピールしてはいけません。
銀行員は皆、この資格を持っています。そしてこの資格が簡単であることも知っています。
もちろん、面接官もです。
取得したことをアピールしたところで、「何をそんなことで・・」と思われて終わりなので、気を付けましょう。
能力のアピールではなく、志望動機の補助としてアピールしましょう。
あくまでも資格取得は銀行を知るためなのですよ、というスタンスでいくと、面接官も「この学生は本当に銀行に興味があるのだな」と感じてくれます。
志望度が本気だ、と思われる材料としてアピールしましょう!
簡単資格を先に取るデメリット
この資格は、実際に銀行に入ると必ず取らされます。ですので、基本的には受験料は会社持ちになるのですね。
一方で就活中に取得してしまうとそれは自費になってしまいますので、数千円損した気分になるかもしれません。
(みんなが必死に勉強してる中、既に取得できてることによる精神的なメリットの方が大きいと個人的には思いますが)
おわりに
能力が高いに越したことはないですが、銀行は就活生には「本気度」を求めることも多いです。
「本当に来てくれるよね?」「辞めないよね?」ということですね。
これに対して、銀行を意識した資格取得は非常にコスパが良いと言えます。
是非積極的に資格を取得して、内定を勝ち取りましょう!
なお、関連記事として30歳銀行員の取得済資格一覧や、若手向けの高難易度オススメ資格もご紹介しています。是非ご覧ください。