金融コンプライアンス・オフィサー2級については合格率こそ毎年6割以上と高いですが、そもそも多くの銀行員は業務繁忙により勉強時間が確保できません。
勉強方法に悩んでいる方は多いのではないでしょうか。
当記事では、銀行員である筆者が実践した金融コンプライアンス・オフィサー2級の最短合格方法をご紹介します。
この方法を指導した後輩もしっかり合格できていますので、ぜひ参考にして合格を勝ち取ってください。
【金融コンプライアンス・オフィサー2級】最短合格するための勉強方法
金融コンプライアンス・オフィサー2級は「2級」といいつつ、銀行業務検定試験と比較すると3級程度の難易度です。
銀行業務検定で「2級」といえば記述式試験ですが、金融コンプライアンス・オフィサー2級は銀検3級と同じ4択問題です。
合格率も毎年6割を超えており、銀検3級よりも易しい試験であると言えます。
最短合格するためのポイントは以下のとおりです。
- ある程度銀行に慣れてから受験する
- 勉強時間の目安は10~20時間
- 過去問だけは購入
- 過去問を繰り返せば合格圏内
詳細は以下で解説します。
金融コンプライアンス・オフィサー2級はある程度銀行に慣れてから受験すべき
金融コンプライアンス・オフィサー2級は銀検3級よりも簡単であり、全く勉強しなくても合格する人もいます。
というのも、金融コンプライアンス・オフィサー2級で出題される内容はその名の通り金融機関としての「コンプライアンス(法令遵守)」に関するものです。
利益相反や反社会的勢力との取引についてなどですね。
銀行で生活しているとコンプライアンスについては常日頃から叩き込まれますので、ある程度銀行に勤めた人にとっては常識問題のように感じるのではないのでしょうか。
出来るだけ「常識」を蓄えた上で受験する方が勉強は楽になるため、新人行員が受験するよりも、入行3年以上は経過してから受験することをオススメします。(もちろん、新人でも勉強すれば簡単に合格出来ます)
金融コンプライアンス・オフィサー2級の勉強時間
合計10時間~20時間が合格ラインです。
新人銀行員であれば20時間、銀行の「常識」がある程度ある方なら10時間も勉強すれば充分です。
1週間での合格も余裕な範囲ですね。
なお、筆者は合計10時間、1週間程度で合格しています。
合格当時の筆者のスペック
- 入行3年目
- 法人営業(融資)
- 銀検など資格保有多数
受験当時は入行3年目、銀行員としての常識はある程度身についていました。
入行以来法人営業に従事していたので、正直本部の行員に比べるとコンプライアンス意識は薄かったと思いますが、それでも80点以上の高得点で合格しています。
仮に新人銀行員でまだコンプライアンス知識が不十分な場合でも、倍の20時間勉強すれば十分でしょう。
金融コンプライアンス・オフィサー2級合格には過去問だけ解く
金融コンプライアンス・オフィサー2級は、勉強をしなくても合格できてしまう試験です。
ただし、一発合格を目指すのであれば必ず過去問は用意してください。
銀検同様、過去問からの再出題が多いので、過去問を3周も回せば合格圏内です。
過去問を繰り返せば金融コンプライアンス・オフィサー2級は合格圏内
過去問を3周回せば合格圏内です。
勉強方法は銀行業務検定試験法務3級と同様の形になるでしょう。
- 1周目は全問題を解く
- 2周目には1周目で間違えた問題だけを解く
- 3周目には1,2周目の両方で間違えた問題だけを解く
3周目にも間違える問題はあなたの苦手分野なので、徹底的に復習します。
ここまでやれば、合格圏内です。
通常、このやり方で過去問を3周回すには20時間~40時間はかかりますが、金融コンプライアンス・オフィサー2級の場合は1周目に相当な割合を正解できるはずですので、銀行員であれば10時間で回し切ることも可能です。
まとめ
筆者自身、1週間(10時間)程度の勉強時間で合格しています。
その後、後輩にもこの勉強法で指導し、後輩もしっかりと合格出来ています。
もちろん、試験問題の運や、受験生の能力による部分も大いにありますが、当記事をご参考に金融コンプライアンス・オフィサー2級の合格を勝ち取っていただければ嬉しいです。